糖質制限の話について思うこと

安藤鍼灸整骨院

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糖質制限の話について思うこと

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2016/12/08 糖質制限の話について思うこと

こんにちは。

 

安藤鍼灸整骨院の安藤です。

 

ブログへの訪問ありがとうございます。

 

今日は、糖質制限の話について思うことです。

 

当院に来て頂いている患者様の知り合いが、糖質制限ダイエットで体調を崩されたと聞きそれに対してのお話だったのですが皆さんにも理解しておいて頂きたいと考えて書いています。

 

最近は、ダイエットの本で「糖質制限ダイエット」「MEC食ダイエット」(MEC食とは、肉、卵、チーズを中心に食べる高タンパク、高脂質食の事です)等が出ていますが、それらの本には「糖質は身体には良くないから極力取らない方が良い」「炭水化物を多く含むものは糖質に分解されるので必要以上取らない」とか書いてありますが、少し疑問が出てきます。

 

私も、痩身の協会の認定資格(全ての瘦身の資格は民間の認定資格です)を持っていますが、本を読んでいたり、SNS上に書かれているものを見ていると、「糖質は毒だ」「糖分を取らなくても身体に問題はない」とか書かれているものもあります。

 

「そうゆう考えも有るんだな」くらいで、その主張を非難する訳では無いですが自分の中でいくつかの疑問が出てきました。

 

それは、「昔の人はどうしていたんだろう?」です。

 

確かに昔は今ほどの糖質を取る事は無かったとおもいます。スナック菓子も無ければジュースもほぼ無い、砂糖を使ったお菓子なんて高級品でしたからそんなに食べられるものでもない。昔の日本人の食べ物は、穀物、野菜、汁物、魚が中心だったはずですが(一汁一菜って言葉が残ってますよね)

 

そうなると、MEC食の場合は、肉は昔の方はそんなにひんぱんに食べられなかっただろうし、卵は私の親が子供の時はかなりの高級品だったと聞いてますし、チーズに至っては一般的にはごく最近だと思いますので、これは普通に考えても無理です。

 

糖質制限の場合、糖質のある穀物を取らないと昔の食事では倒れてしまいます。

 

日本人は穀物を主食として食べてきていますので一部の医師はお菓子等で余分な糖分を取っていなければあまり問題が無いとも言われています。

 

お菓子も食べてご飯もしっかりと食べるから過剰摂取になっているんですね。

 

そもそも、糖質制限食は、制限をするのであって取らない事ではないという事を理解していないといけません。

 

糖質は毒だとか有りますが、過剰に取り過ぎるから毒なのであって最低限の糖質は身体には必要です。

 

どんな栄養素等でも取り過ぎは良くないですし、全く取らないのも身体に異常が出る事が有りますから。

 

糖質制限やMEC食は非常に優れた理論から作られていると思いますが、間違った知識や勝手な解釈は危険です。

 

多くの方は「体重が落ちた」「体調が良くなった」と言われていますが、実際には病気や症状によってはしてはいけない場合も有りますし、間違った解釈で体調不良や最悪の場合亡くなられている方も出ているのも事実です。

 

糖質制限やMEC食は食事療法の一つですが、しっかりとその必要性、注意事項を理解して自分の身体で気が付いていない異常が無いか、体調を崩したらすぐに止めて病院に受診する等を決めて行ってください。

 

健康の為、ダイエットの為色々とチャレンジすることは良いとは思いますが、逆に身体を壊していたらそれはしない方が良いです。

 

その時は「自分にはこのやり方は合わなかった」と切り替えて他の方法で試してください。人それぞれ個性や相性が有るようにダイエット方法でも相性が有ります。全ての方に絶対に合うというものは存在しないですが、その方に合うダイエット方法も必ず存在します。

 

先ずは、体調が少しすぐれない時や不調を感じたら一度中断して体調を整えてから再度挑戦してください。

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